子どもの頃の話。確か小学校高学年くらいの頃だっただろうか。
当時住んでいた家は、いわゆる文化住宅。ちょうど帰宅したときに、隣のババアとかち合った。
そのババア、私に対していきなり「お前、いつもうちの犬をにらんでいるだろ」と意味不明の罵倒を加えてきた。
一瞬「???」となったが、「にらんだ覚えはないが」と言い返した。
するとそのババア、「子どものくせに生意気な」などと怒鳴り散らしてきた。怖くなったので、無視して家の中に入った。
帰っていた親に一部始終を話した覚えがある。親によると、そのババアは、普段からおかしな言動をとることで近所では有名だったらしい。
その後、ババアは見ていない。
というのも実は、数日後に別の場所への引っ越しが決まっていて、そのまま引っ越したから。
最近、当時住んでいた家の近所を通る機会があった。当時住んでいた家は建て替えられ、別の一軒家が建っていた。