一見するともっともに見えても違和感

2018年3月8日

ジェンダーバイアス

t f B! P L
このようなツイッターが流れている。数百単位でRTやfavされている様子。





ツイート主は男性っぽい名前を名乗り、男性の写真を使い、男性とほのめかしている。

痴漢の問題を「暴行」に置き換えたら全く同じ構図になる、という意図での例え話なんだろう。その限りでは、一見するともっともに見える。

しかしよく考えてみると、捉え方が狭すぎるのではないか。

まず、痴漢という性暴力は、「男性から女性」という一面的なものではない。「女性から男性」「同性同士」の構図もある。そこを忘れてはならない。

また、「お前らが弱いからそんな目にあうんだ」的な被害者への二次被害は、別に痴漢被害に限ったことではない。

特に女性から男性に暴力が振るわれる場合、周囲の女性だけでなく男性もこのような偏見を持って、被害者男性を貶めて二次被害を与え、被害者が被害を訴えられないような空気を作っている。

そこにも目を向けなければならない。

女性だからいついかなる時も弱者、男性だから強者というステレオタイプ扱いしてはいけない。あらゆる暴力・人権侵害・差別が許されないという、一歩進んだ立場に立たなければいけない。

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