総選挙、ジェンダー平等を否定し野党に取り憑いた自称「フェミニスト」の横暴

2021年11月13日

ジェンダーハラスメント ツイフェミ フェミニズム

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 2021年総選挙で野党陣営が重点政策に掲げた「ジェンダー平等」の実現。

どの人も属性や立場に関わりなく、ひとりの人間としてその人の人権やその人らしさの個性が尊重されるという大義を踏まえた上で、その中にきちんと位置づけられた「ジェンダー平等」なら歓迎するし、多くの人に歓迎されるであろう。

しかし実際は、ジェンダー平等を真っ向から否定する自称「フェミニスト」――本来の「フェミニスト」の概念とは全く正反対ではあるが、話がややこしくなるので、本来はそう呼びたくないとはいえども、以下必要な場合は「フェミニスト」「フェミニズム」とカギ括弧付きで表記する――に取り憑かれる形で、政党としての主張すらゆがめられる羽目になった。

自称「フェミニスト」の傾向

これらの自称「フェミニスト」の主張は、以下のような傾向を感じる。

女尊男卑すら通り越し、自分の私利私欲や「お気持ち」のために「女性」の看板を恣意的に振りかざして、意に沿わない他人を感情的に威圧すれば思い通りになる・気に入らない人物や表現物などは社会的抹殺できるとばかりに振る舞う。

パターナリズムとマッチョイズムを極限までこじらせたような言動。自分が女性だから守られて当然とばかりの古い価値観を当然視して押しつける。さらに、男性がものを言うことそれ自体が「女性差別だ」、自分たちの横暴によって被害に遭った人が声を上げることも「女性差別だ」と脅せば、取り巻きが暴力的にねじ伏せてくれて思い通りになるとばかりの異様な振る舞い。

社会的にも、特に性の問題については、日本会議や統一教会かと見まがうような、保守的を通り越して宗教右翼的な価値観を振りかざして押しつける。

女性というだけで何をしても常に被害者面できる、男性には加害性の「原罪」があるかのよう扱いで、男性や、女性でも自分の意に沿わない人はサンドバッグにする。

自分たち好みの「ジェンダー」から少しでも離れるようなことは即「女性差別」認定で一方的に攻撃する。

こんなものは「フェミニズム」なんてものではない。「弱者のふりをして強者になったものによる、弱い者いじめ」である。

こんな卑劣な振る舞いをする自称「フェミニスト」に野党が振り回され、住民の生活要求とは上滑りした、実態に乖離した一方的な内容が振りかざされて、一般の支持を得られなくなった。

それどころか、「ジェンダー平等」と表向き偽装しながら、実際はジェンダー差別であり関係者への悪質な人権侵害だ、というべきものも、この手の自称「フェミニスト」によって持ち込まれる羽目になった。

奇怪なできごと

自称「フェミニスト」と政治・政党(主に野党関係者)との関係では、特に2021年に入ってから奇怪なできごとが相次ぎ、自称「フェミニスト」による侵食ともいうべき動きが顕在化したようにも感じる。

立憲民主党・本多議員を不透明な方法で排除した問題。

松戸「VTuber」事件。

共産党総選挙政策では、自称「フェミニスト」のかねてからの「オタク敵視・オタク迫害・オタクいじめ」が飛び火するような形で、「女性・ジェンダー政策」の分野での「表現規制」と誤認されかねない記述。のちに補足修正されたものの、また文化政策の分野では最初から「表現規制のようなことは許さない」という趣旨を書いていたものの、「表現の自由」で共産党を評価していたいわゆる「オタク」趣味者界隈を中心にお叱りを受け、悪影響が尾を引いた。

共産党が、ネット上や報道媒体などで悪質な暴言・差別発言を繰り返しているようなとりわけ悪質な「フェミニスト」から応援を受け、ネット上でそういった人物からの応援メッセージ動画を公開したり、そのうちの一部を街頭演説の応援弁士にしたこと。振りかざす属性を「同和」に置き換えれば解同と同じことをしているものを呼んだこと、それどころか桜井誠レベルのヘイトスピーチをするものを呼んだことで、ありえないほどの強い衝撃を受けた。

そして2021年10月31日の投開票。自称「フェミニスト」好みにねじ曲げられた偽りの「ジェンダー平等」は総選挙の争点とは認識されなかった・住民要望からは浮いていたことがマスコミの出口調査で浮かび上がった。

投開票結果が出た後も、自称「フェミニスト」が騒ぎを繰り返している。

仁藤夢乃が、選挙で野党系無所属として初当選した米山隆一衆議院議員を「買春パパ活オヤジ」とツイッターで罵倒し、米山氏が反論する場面があった。さらに仁藤は、米山氏中傷の文脈で「妻は性欲処理機」と罵倒したことで、米山氏の妻である作家・室井佑月氏が反撃することになった。室井氏への攻撃の際には、北原みのりと石川優実が仁藤に加勢した。

また米山隆一氏がツイッターで、「ジェンダー平等の訴え方に工夫が必要」と取れる趣旨を訴えたことを、仁藤・北原・石川などが「ジェンダー平等に敵対している。女性差別だ」と曲解して攻撃し続けている。

さらに仁藤は、共産党にも攻撃の矛先を向けた。仁藤は東京12区から比例重複出馬した池内さおり氏に取り憑いて応援演説などをした。仁藤は応援演説の際のビラまきにも参加し、たまたま同じ場所で時間差で別陣営の宣伝に参加していた保育運動関係の男性(仁藤が過去に喧嘩をふっかけて、相手から言い返されて仁藤にとって不利になると「マンスプレイニング」などと感情的に罵倒し、お仲間の「フェミニスト」も加勢してよってたかって攻撃した因縁がある人物)とニアミスしたことでその男性を再び中傷しただけでなく、通りすがりの男性通行人、宣伝に参加していた池内陣営の男性支援者にもそれぞれ「キモいおじさん」とツイッターでヘイトを浴びせた。

残念ながら池内氏は選挙区では届かず、また比例東京ブロックでも名簿順位3位で届かなかった。その結果を見た仁藤は、「池内が比例3位で、上の2人が男性なのは、女性差別だ。女性を比例上位にしないのは差別だ」とばかりの中傷を加えた。実際は共産党にとって東京ブロックの比例3位という順位は「頑張れば当選圏内に届く。党組織や支援者にとっては、最低でもここまでを確実に当選させるという目標にする」という重点候補扱いでもあること。共産党の比例名簿順位は別に「男性優位」ではなく、議員団内での役職・経験の蓄積や各候補者の得意分野などを総合的に考えて配分されていることがうかがわれること――その結果たまたま東京は男性候補が上位搭載されていたが、女性が比例名簿1位になっていた比例ブロックが3ブロックあること、東北に至っては候補者全員が女性だったこと、候補者全体としてみれば男女比率はほぼ半々に近い状況となること。仁藤の言い分は事実を踏まえない、むちゃくちゃな攻撃である。

自称「フェミニスト」へのカウンター

自称「フェミニスト」が横暴を繰り返しているもとで、本来の意味でのジェンダー平等を求めすべての人の人権を大切にしたいと願う広範な人たちからの反撃や是正の動きも、少しずつではあるが声が上がり始めている。

ツイッターでは、自称「フェミニスト」によるバックラッシュに対する怒り・反撃の声が、野党支持層からも、総選挙を機会に増えているようにも見受けられる。

人権を大切にしたいから、ジェンダー平等を実現したいからこそ、「フェミニスト」を自称して横暴な振る舞いをする連中を許さない。そのような状況が生まれ始めている。

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