大阪市長「女は買い物が長い」発言、自称「フェミニスト」が同じ偏見に陥っているおかしさ

2020年4月27日

ジェンダーバイアス ツイフェミ フェミニズム 維新 差別

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2020年4月、松井一郎大阪市長が以下のような発言をおこない、批判を浴びている。



大阪市長「女性は買い物に時間」 スーパー混雑問題で

共同通信2020年4月23日

松井一郎大阪市長は23日の記者会見で、新型コロナウイルス対策で飲食店の営業が減り、スーパーが混み合っている問題について「(女性は)商品を見ながらあれがいいとか時間がかかる。男は言われた物をぱぱっと買って帰れるから(男性が)接触を避けて買い物に行くのがいいと思う」と述べた。

偏見に基づいた発言で、男女は関係ないと記者が指摘すると「それはそうやね。わが家では時間がかかる」と釈明した。


ジェンダーロールを固定化するかのような勝手な偏見であり、批判が出ても当然。

しかし自称「フェミニスト」が松井の見方に加勢していた。


作家・北原みのり氏が、自らのサイトでこの問題を取り上げている。

この人は「フェミニスト」を自認し、一般的にも「フェミニズムの立場に立つ言論人として有名な人の一人」だとみなされているような人物である。

もっとも、私はかねてから、そんな見方には与していない。

この人物やそれに近い系統の自称フェミニストは、フェミニストなのかは疑問。

むしろ家父長制パターナリズム的な古い価値観に人一倍とらわれた上、古い価値観を本来は正反対の概念のはずの「フェミニズム」の看板で偽装して、古い価値観を温存・正当化し巧妙に押しつける。日本会議的な価値観や宗教原理主義的な価値観を都合よく言い換えた、時代錯誤的な宗教右翼・反フェミニズム派・反ジェンダー平等派ではないか。――そういう見方をしているが。

北原みのりのブログのタイトルは「しっかり買い物カゴを握りしめ、コロナが曝いた日本の性差別を許さない。」。

タイトルだけを流し読みすると、松井発言を批判しているようには見える。


しかし中身は全く一致していない。むしろ批判のふりをしながら、松井発言と同じ立場に立ち、正当化して援護射撃しているとしか受け取れないものだった。

北原氏いわく、
「女の買い物は長い」(大阪市長談)

当たり前だ。

(中略)

美味しいものを食べたい、食べさせたい、ちゃんと生きたい、健康のことを考え、命を考えるからこそ、私たちの買い物は「考えずに機械的に買う」野蛮とは違う。
この人も結局、「女の買い物が長い」というのは当然だ、買い物は女の役割に決まっているとばかりに性差別的な内容を主張している。さらに「男の買い物は野蛮」というおかしなジェンダーバイアス・性差別も加えている。

松井市長と大差ない、むしろ松井以上の偏見だとしか思えない。こんな筋の悪い批判、というか援護射撃、どうかと思う。

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