違うのではないか…

2011年9月29日

t f B! P L
「報道被害」の問題を訴えている団体と称するウェブサイトにたまたま行き当たった。

8月の例会として、高速バス横転事故で加害者が「実名報道で被害を受けた」などと訴えているとのこと。

乗客の鹿児島大学生Aさんが精神疾患による不安感から「バスを降ろして」と頼んだが聞き入れてくれず、バスのハンドルを握って事故になったもの。警察は Aさんを「殺人未遂」の現行犯で逮捕。新聞・テレビは彼の実名を出し、「就職活動に悩み、乗客を巻き添えにして死のうとした」などと警察情報を鵜呑みにし たストーリーを大きく報道した。Aさんは鑑定の結果「心神喪失」で不起訴になったが、「殺人未遂容疑」での逮捕と報道は、鑑定・治療にも重大な悪影響を及ぼし、結果として精神疾患患者について実名報道したのと同じ報道被害になった。
巧妙にロジックをすり替えながら、事件そのものについては全く不問にして、マスコミや警察発表が悪いかのようにすり替えている。
「精神疾患による不安感」で、バスのハンドルを奪って横転させてよいわけがないし、そういう行為をするものはまれである。そういう行為を正当化するような言いぐさこそが、精神疾患患者への偏見をあおり立てるものでしかない。

「人権擁護」を自称し、「人権」を盾にしながら実際は人権侵害をあおる、このような行為こそがある意味、本当の意味での人権擁護に敵対する行為ではないか。

この団体の主張を見ると、別の事件をみても、一事が万事こんな調子。加害者の行為を不問にして、警察・マスコミ憎しと言う一面的な見方が先にあるのではないかと感じる。

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