天下茶屋-河原町に直通列車 外国人の京都観光便利に 阪急など
2011.1.25 11:51
阪急電鉄と大阪市交通局が、天下茶屋駅(大阪市)と河原町駅(京都市)を結ぶ直通列車を5月から運行させることが25日、分かった。大阪を訪れる中国人などの外国人観光客の京都への利便性向上が狙いという。
阪急電鉄と大阪市交通局は昭和44年に阪急京都線と地下鉄堺筋線で相互乗り入れを開始。現在、天下茶屋駅-高槻市駅(大阪府高槻市)を結ぶ列車を運行しており、河原町駅まで行くには高槻市駅などで乗り換える必要がある。
関係者によると、土日祝日の昼間時間帯に、1日三十数本運行させ、堺筋線の区間では各駅停車、阪急京都線の区間では準急としてそれぞれ運行する方向で調整中。堺筋線は電器店が集積する日本橋などを通り、阪急電鉄は「大阪・ミナミ周辺を訪れた外国人観光客が、京都を訪れやすくなる」としている。
昔は平日朝夕ラッシュ時に堺筋急行が直通で走っていたが、朝の河原町発天下茶屋行きと夕方の天下茶屋発河原町行きの数本のみだった。
日中に直通列車が走るのは初めて。でも高槻市より京都方各駅停車の準急では結局、現状通り淡路(もしくは茨木市・高槻市)で向かい側のホームに連絡する特急に乗った方が早く着く、というパターンの方が多くなりそう。
特急を直通させないと直通の意味はあまりないのではとは思うが、梅田発着の特急は減らしにくいだろう。