インターネット検索をしているとよく引っかかるwikipediaなるサイト。
インターネット上の百科事典を自称し、方針に賛同する人なら編集できるというコンセプトらしい。
wikipediaは「多くの編集者が編集することで、間違いなどは修正され、より適切な記述になる」かのような編集方針を掲げている。
しかし、実際はそんな単純な話ではない。
悪質な編集者がはびこり、それを追い出す自浄能力もない、治安の悪いサイトと化している。
誰がみても落書きだというものは編集方針によって消されることになっている。
しかし落書きを書き込んだ者が逆上して、執拗に落書きを復活させたり、落書きを消した編集者を逆に「荒らし」呼ばわりで罵倒する､周囲も落書きをした荒らしの側に加勢して正当な編集者を攻撃するという行為もよくある。
もっとたちの悪いのが、一見すると落書きや荒らし行為とはわかりにくい形で、個人的な主観に基づいた偏った内容や虚偽内容などを書き込みまくり、直されると逆上して執拗に自分の版に戻す荒らし。
独自の主観・捏造を付け加えまくって荒らすおかしな編集者
たまたま大阪府内のある高校の記事が引っかかった。沿革がデタラメだったことに違和感。
単純な落書きならまだわかりやすいが、特定の意図を持ってデタラメを書いているような代物。
大阪府立清水谷高等学校
大阪府立清水谷高等学校の沿革が悪質な内容に書き換えられていたことに驚いた。
この学校を過剰に美化したい関係者・いわゆる「学歴厨」「母校厨」なのだろうか。
以前の版はまともだったのに、2020年5月25日 (月) 15:37と2020年5月25日 (月) 16:03の2回にわけて、「Thankei」なる特定の編集者がおかしな編集を行っている。記事の破壊・事実関係の捏造レベル。（※wikipediaの時刻表示はUTC表記。）
このおかしな編集者が冒頭に付け加えた記述。
1900年（明治33年）、府立で最初の高等女学校として創立した。
大嘘。
清水谷高等学校は、大阪府清水谷高等女学校として1901年に創立した。その際に大阪市立第二高等女学校と合併する形になっている。
そもそも、清水谷が「最初の府立高等女学校」ではない。 大阪府立の高等女学校は、現在の大阪府立大手前高等学校が最初。
現在の大手前高校は、大阪府が設置した源流の学校を経て1887年に大阪府高等女学校へと改編された。大阪府から大阪市への移管（1889年）で大阪市立第一高等女学校となり、さらに大阪市から府への再移管（1901年）で大阪府立中之島高等女学校、のち移転で大阪府立大手前高等女学校となる、という経過をたどっている。
1901年には当時大阪市立だった高等女学校2校が、大阪府に移管された。 前年度1900年に移管方針が決まり、移管の際に府立「第一」「第二」の仮称が割り振られた。
各学校に順番が割り振られた理由は､同じ日に各校が手続きをするよう大阪府に呼び出されていたが、窓口に着いて手続きをした順番が「今の清水谷高校関係者が先になった」という偶然でしかない。
しかも府立に移管する前に、地名を取った正式名称に改称した上で開校している。「第一高等女学校」として教育活動をしたわけではない。 「第一」はしょせんは開校前に便宜上付けられた仮称に過ぎず、また現在の大手前高校の方が高等女学校としても大阪府立学校としても歴史が古い経過から、それほどの意味がない。
このユーザー、「第一」の仮称を恣意的に悪用して、独断・独自の考察でねじ曲げ、現在の清水谷高校に「第一」の番号での仮称が割り当てられたというだけで､旧制女学校出自の府立高校としては歴史が一番古いという捏造を付け加えた上、だから他校よりもエライんだ、名門校だというおかしな勘違いをしているらしい。
その後の部分も沿革を恣意的にねじ曲げたり、明らかに名門校アピールしたいとばかりの中立性を欠いた煽りも入れまくっている。
それ以前の版では、歴史的な事実のみを淡々と書いていた。しかしこのユーザーのせいで、悪意をもって大きく書き換えられている。
「大阪府立大手前高等学校」「大阪府立夕陽丘高等学校」「大阪府立港高等学校」「大阪市立扇町高等学校」「大阪市立南高等学校」など、ほかの多数の旧制高等女学校出自の学校についても、清水谷高校で捏造した沿革に合わせるような形で、「清水谷＝府立第一高等女学校だからエライ」かのような、このユーザーの煽りにとって都合がいいような沿革へと、悪意をもって書き換えられている。
片っ端から
この「Thankei」なるユーザーの編集履歴を確認してみると、ほかにも主に大阪府の多数の高校記事や人物の記事について、片っ端から
「旧制高等女学校由来の高校、民間人校長着任、進学実績などといった特定の事象を持ち上げる。○○校と△△校はライバル関係など､主観的な記載を繰り返す煽り。たまたまそこに勤務していただけの教師が個人的に起こした事件なども含めて不祥事を無差別に掲載する。ニュース速報的な内容を無差別収集。などの､中立性を欠いた編集」
「スッキリと書かれていた文章をわざと読みにくくする改悪」
などの荒らし行為をしていた。悪意しか感じない。
そして不適切な編集を直す編集者がいても、自分が荒らし編集をしていることを理解せず、逆に相手を荒らしだと決めつけて執拗に自分の版に差し戻し返す（例）という徹底ぶり。
またこの編集者は、人物の記事についてもよく出没しているが、主観的な記述を繰り返す、不祥事糾弾的な中立性を欠いた記述を付加、wikipediaの掲載基準を満たさない人物の記事を新規に立てる、などの行為をしていた。
この編集者は、編集のほぼすべてが荒らしという始末。
しかしサイトの治安が悪くなってまともな編集者が昔に比べて少なくなったからなのか、それとも気づかれていないだけなのか、この荒らしが放置されている。いかがなものなのか。
単純な落書き荒らしならわかりやすいが、主観や独善的な内容を盛り込んだ者には対抗できないという、サイトの限界。