おかしなブログ削除要求

2020年8月12日

DQN web ネット

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数年ほど放置していた別のブログ。とあるエントリに削除要求のメールが届いていた。

 

当該エントリは10年以上前に書いたもの。放置状態なのでアクセスはブログ全体で1日1桁程度しかなかったが、公益関係のある不祥事のニュースを引用して紹介したもの。

詳細はぼかすが、加害者本人の関係者を名乗り「新聞記事を引用した記載は名誉毀損なので消せ」的な内容。 しかも「なぜ名誉毀損なのか」という根拠を示さず、この部分が名誉毀損になるという一方的な通告のみ。

そういうのを「名誉毀損」といわれても知るか、反省してないのか、とあきれる。

本来なら、当該案件は公益に関するもの、新聞記事が間違っているのならまず間違っているという証拠をもってこい、こちらも改めて事実関係を調査した上で加筆することで返答に代えると応じるのがスジだとは考える。

しかし実際には、難しい状況になってしまっている。

プロバイダ責任制限法は、難癖を付けたもの勝ちのようなざる法で、一度目を付けられた側は不利になる。さらにネットでの誹謗中傷を巡っては、「古いニュースをいつまでも残すのは名誉毀損・人権侵害」「ニュース記事の内容を紹介したり論じるだけでも名誉毀損」だのとわけのわからない主張をおこなう馬鹿者の言い分がごり押しされているように見受けられる。 

しかも10年以上前のかなり古い内容の記事で、書いたことを本人が忘れていた。ニュースの内容をみて書いたことは確かなので、それを裏付ける資料は調べれば出てくるはず。しかし、古いニュースでもあり、そこまでの資料は手元に置いていないので、図書館などで探すことになる。

削除依頼を受けたことには恐怖感と怒りを感じるし、資料にあたってじっくり調べられれば要求の不当性を証明できる可能性はあるものの、当面そのことについてじっくりと調べられる時間が取れそうにないし、体力や気力も湧かない。

書いたことを忘れていたほどそこまで愛着のない記事でもあるし、相手からの嫌がらせに正面から立ち向かうよりもほかの手法の方が得策だと判断し、「相手の一方的な言い分を受け入れたわけではないが、趣味レベルのブログでは保留が得策。しかし何らかの証拠が手に入り、調査に時間や気力が取れる状況になれば、徹底的に反撃させていただくのもやぶさかではない」という形で、不本意ながらやむなく削除することにした。

そのブログ、大幅にリニューアルしようとして、途中で断念して放置していたもの。

2~3年ほど前にも同様に、「ニュースを引用して書いた10年近く前の記事」に似たような削除要求があり、それを機会に当該ブログごと全削除も考えた。

しかしそのときは、変ないちゃもんを付けられそうなものや質の低いものをチェック・リライトした上で、それ以外は何らかの形で残せないかと判断していた。

当面の措置としてnoindexタグで検索に引っかからないようにし、変なやつの目にとまる機会を薄めていたと思っていたが、手違いでnoindexができていなかったらしい。 その上、ブログリニューアルもできずに放置してしまっていた。


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